人生再起の記録

30代後半で仕事・お金・友達・人脈を失ったところからの再起の記録

30代後半だけど会社をクビになった

30代後半で仕事を失い、お金がなく、人脈もなく、友達もいない。

 

なんでこんなことになってしまったのか?

いろいろな原因があるだろう。

考えられる原因を探るため、これまでの自分を振り返ってみたい。
これまでに、人脈がないこと、友達がいないこと、お金がないことについて振り返った。

30代後半なのに人脈がない - 人生再起ブログ

30代後半なのに友達がいない - 人生再起ブログ

30代後半なのにお金がない - 人生再起ブログ

 

 今回は、仕事を失ったことについて。

 

僕は、直近の会社をクビになった。

自主退職扱いだけど、実際は会社による解雇だ。

まさか30代後半で自分が会社をクビになるとは思わなかった。

日本において会社でクビになるのは、会社のリストラの一環か、本人が問題行動を起こした場合の懲戒によるのどちからだろう。

だけど、僕はこの2つのどちらでもない形でのクビ。

正直、とてもショックで受け入れるのには少し時間を要した。

どのような理由でクビになったか?

上司が僕のことを気に入らないからという理由。

「会社の上司と性格的に合わないから、退職した」というのは、退職や転職するきっかけとして最も多いだろう。

僕も上司と仕事をしていて性格的には合わないと思ってはいたけれど、それをきっかけに退職しようとは考えていなかった。

 

なぜか?

2つ理由がある。

1つは、上司と性格は合わなかったけれど、その他の社員とは割とうまくやっていたから。つまり、社風には合っていたから。

 

もう1つは、僕はこの会社に中途社員として入社し、まだ3ヶ月ほどだった。だから、性格的に合わないという理由だけで早期に退職してしまうことは、その後の転職市場において価値を下げるデメリットしかないと考えていたから。

僕はこれまでにも何度か転職してきていたし、年齢が30代後半。

日本の転職市場では、転職回数が多い、在籍期間が短い、年齢が30代後半だと、それだけで敬遠されがちだ。

 

このような理由で、僕はすぐには退職しようと考えていなかった。

 

そもそもなぜ、上司は性格が合わない理由で、僕をクビにしたのか?

そして、ここに組織で働く上での僕の不器用さがあると思っている。

 

人と性格が合わないということは、組織で働かなくても、生活していればいくらでもあるだろう。僕もこれまでも性格が合わない人と仕事をしてきた。だから、人の性格のことは脇に置いて仕事はできる。

 

だけど僕は、組織において上司を否定することを直接言ってしまったら、自分の立場が危うくなるだけということを理解していなかった。

しかも、その上司が役員であればなおさらだということも。

 

具体的にどんなことがあったのか?

上司は誰に対しても、口癖のように暴言を吐く人だった。

達成見込みが悪いと「死んでも達成しろよ!」とか「達成できないんだったら死ねよ!」とか「できないんだったら、死んだほうがマシ!」とか。いわゆる言葉の暴力というやつだ。まだこのような表現は優しい方で、実際はもっと限度を超えていた。

 

ましてや上司は役員という立場だったので、単に部内や課内のマネージメントがパワハラ的ということではなく、他の部署や会社全体でも有名なパワハラ役員だった。

 

このような役員が上司だったら、どう振る舞うか?

僕は、この振る舞い方が下手だったと思う。

僕は、上司に「暴言は止めてくれ」と直接言ってしまったのだ。

 

当時は、あまりに限度を超えるパワハラに冷静さを失っていたのだろう。自分へのパワハラもそうだし、他の人がみんなの前で暴言を浴びせられているのも耐え難かった。だから、直接本人に「暴言は止めてくれ」と直接言った。

言うまでもなく、これは僕が不器用すぎた。

 

このような場合の対処方法は、
■仕事で結果を出すことを通じて信頼を得てから、上司にさりげなく言う

もしくは、

■社内の人事や総務などのパワハラ対応部署の人を通じて間接的に本人に伝えもらう

 だろう。

 

だけど、僕はこのような振る舞いができず不器用なために直接上司に言ってしまい、上司は完全に僕のことを「あいつは気に入らない」と直接、間接的に言うようになり、更に僕へのパワハラはひどくなった。

 

そこに「うまく立ち回れない」という僕の要領の悪さも加わって、周囲の人をうまく使うこともできず、仕事に支障が出るようになってしまい、ついには「お前に任せる仕事はないからな」と言われた。

30代後半だけど仕事でうまく立ち回れない - 人生再起ブログ

 

そして、わずか3ヶ月ほどで会社を去ることになる。

なんてしょうもないことでクビになってしまったのかと思う。

だけど、実際に実にしょうもないことで、そうなってしまった。

 

今、僕は新しい仕事を探しているが、先にも書いた通り、僕の転職市場での価値は著しく低下した。書類通過もできないほど。

状況はとても厳しい。

 

組織で働くということは、自分が思っているよりもかなり人間関係が重要で、その人間関係しだいでは、会社をクビになることをあるということを30代後半になった今更知った。