人生再起の記録

30代後半で仕事・お金・友達・人脈を失ったところからの再起の記録

ノンストップで何km歩けるか試してみた

 最近できた「世界の名峰に登頂する」という夢の実現に向けて、まずは体力・筋力を付けるとこから始めている。

 

ウォーキングや階段登り降りを日課にして2週間ほどが経つが、ここで一度、今の自分の「脚力」を把握しようと思った。

 

本当は、登山を通じて把握できればよかったのだけど、今の僕には登山用具を買うお金もない状況なので登山できない。

 

そこで近所を歩くことにした。

「脚力」を把握するためのテーマは、

「ノンストップでどれだけの距離を歩けるか」

途中で休憩を入れずに、継続してどれだけの距離を歩けるかで今の脚力を把握したい。

 

僕がこれまででノンストップで歩くという経験は、1度だけある。

4年ほど前に山手線一周を歩いて回った。距離にすると約35km。

信号以外で止まることはせずに、休みなく歩いた。

この時のテーマは、山手線一周という距離(約35km)が決まっているもので、「どれだけの早い時間で回れるか」だった。

山手線一周に要した時間は、7時間くらいだった。

 

山手線一周を実施したのが、8月の猛暑日で、早朝に出発してできるだけ太陽を直接浴びないようにしたのだが、それでも日中の日差しを浴びることは避けられず、後半は朦朧とした中で歩いた。

また、この山手線一周を歩き終えた日からしばらくは、足がボロボロで使いものにならなかった。

 

今回の「ノンストップでどれだけの距離を歩けるか」というテーマの徒歩では、歩く環境は、以下とした。

■気温10度ほど

■快晴

■多摩川沿い(信号機なし、土もしくは芝、ほぼフラット)

■荷物は、リュック(水筒、コンパクトカメラ、地図、財布)

 

また、歩くのを終了する条件は、以下とした。

■足の関節や腰など体に違和感を感じた時点

 

なお、距離の計測は万歩計。

 

 当日は、二子玉川あたりからスタート。

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 最初の3kmくらいは、まだ体が重く思うように距離を稼げなかった。

4kmくらい歩く(ここで約1時間)と、ようやく体の重さがなくなり、ペースがあがる。

それにしても、冬に歩くと晴れていても夏と異なりそれほど汗をかかないので、体力の消耗が少ない。これはもしかしたら、かなりの距離が歩けるのではないかと感じる。

 

ペースが上がって快調に歩が進んでいたが、10kmあたりで、左の太ももの付け根あたりに張りを感じる。違和感というほどではないので、引き続き歩く。
また、10kmあたりで歩きながらの給水を摂る。冷たいお茶を持ってきていたのだけど、家で飲むよりもおいしく感じた。

 

15km過ぎたあたりから、だんだんペースが落ちてきた。極端に落ちたわけではないけれど、足の回転が鈍くなっているのを感じ、それを見てペースが落ちていることを知る。

 

20kmを過ぎたあたりで、体の安定さがなくなってきた。

ここまでは、胸を張り、足を並行に出しながら大股で歩くことを意識していたが、疲れからその体勢が崩れてきた。

 

23キロあたりで、10kmくらいで感じた左太もも付け根の張りが大きくなってきた。

そして、25キロを過ぎた26キロ手前くらいで、その張りが違和感に感じたので、ここで終了とした。

 

結果は、距離が25.7km、時間が4時間32分

 

決してヘトヘトという状態ではなかったけれど、これが今の僕の脚力を示す一つの結果。

また、20kmあたりから体の安定さがなくなってきたところは、これからの課題だなと思った。

「いかに無駄な動きを省いて効率的に体を動かすことができるか」というのはおそらく登山において重要なことだろう。
限られたエネルギーや脚力で重い荷物を持ち、急な勾配や長い距離を歩くことになるから。

 

ちなみに、日本のアルプスや海外の名峰に登る人たちは、平地であれば15キロのザック(リュック)を背負って1日50kmくらいは歩けるという。

僕には、今回の距離26kmでさえ15キロの荷物を背負って歩ける自信はない。

目標は遥か先だけど、今の自分の脚力の現状を把握できたので、目標との差が分かってよかった。