人生再起の記録

30代後半で仕事・お金・友達・人脈を失ったところからの再起の記録

30代後半での転職は想像以上に厳しいことを痛感

30代後半で仕事を失い、お金もなく、人脈もなく、友達もいない。

まずは新しい仕事を見つけるために、就職活動に全力を注いでいる。

 

だけど、30代後半での転職は、想像していたよりもずっと厳しい。

僕は人材業界で働いていたことがあるから、30代後半での転職が難しいものであることが理解していた。

 

例えば、そもそも応募できる求人に制限があること。

スキルや経験ではなく、年齢で制限している求人は非常に多い。

年齢制限のある場合もほとんどは、30歳までだ。

つまり年齢という部分において、30代後半は市場価値が低い。

 

このように、30代後半での転職の厳しさを活動を始める前から知っている方だった。

 

だけど、事前に知っていたけれど、やはり、いやそれよりも30代後半での転職の厳しさに直面している。

 

僕は、前の仕事を失ってから、4ヶ月ほど転職活動をしている。

おおよその活動状況は以下の通り。

 

応募・・・・・・・80社

書類選考通過・・・10社(書類通過率12.5%)

1次面接通過・・・・3社

最終面接進出・・・  2社

内定・・・・・・・0社

 

一般的には、応募して書類選考が通過する率は、平均20%くらい。20代前半だと30%くらい。

平均と比べても僕の書類の通過率は悪い。

 

僕の書類追加率が悪くなってしまう理由は、主に3つ。

■年齢の割にスキル・経験不足

■職歴にブランク期間がある

■直近の会社の在籍期間が短い

 

応募している業界は、これまでの経験を活かすという意味で、人材業界や親和性のある広告系やその周辺の企業を中心に応募しているが、残りの求人も減ってきている。

そのため、異業種への応募も始めている。

だけど、これが全くもって門前払いになっている。

 

当然と言えば当然だが、30代後半の中途社員に求めるものは、これまでの業界で培った経験。それを生かして即戦力となることを求めている。

例え求人に「異業種からの応募歓迎、業界未経験可」とあっても、これは30歳くらいまでのポテンシャルで採用する場合の話で、30代後半ともなると話は変わる、ということだ。

 

面接で落ちてしまう理由は主に2つ

■実際に会ってみたら、スキルや経験が不足している

■社風に合わない

 

スキルや経験が不足していることに関しては、これまで自分が社内評価を意識しすぎて、市場価値を意識したキャリア構築をしてこなかったので、完全に自業自得だと思っている。

 

だから、最近は今の僕の市場価値を踏まえて、その価値に合う求人に応募するようにしている。だが、そうすると、たいていは20代の応募者と競合となり、当然、企業は20代を採用する。

 

社風に合わないことに関しては、ある程度仕方がないと思う。

応募者である僕も面接の過程で「あ、こことは社風が合わないな」と感じるため、お互い様だと思う。

 

最近、35歳を過ぎての転職が以前よりもしやすくなったと聞く。

特に、今は多くの企業が中途社員を採用しようとしている状況。

そして、どの企業もなかなか中途社員が採用できない。同業他社との人材獲得競争が激しくなっている。


だから、これまでは、単に年齢だけで応募を制限する企業が多かったところが、少しだけその制限が緩くなってきている。

つまりは、年齢が上でも以前に比べてたら応募できる企業は増えた。(それでも制限している企業は多い)

 

だけど、それは当然のことながら「30代後半としての十分な市場価値がある」人にとってチャンスができたということ。

僕のように30代後半だけど、年齢に見合ったスキルや経験がない場合は、引き続き厳しい状況だ。

 

今のこの厳しい状況に焦り始めている。

焦っていたら決まるものも決まらないと分かっているけれど、貯金も底を尽きかけている中で、焦らないでいることも難しい。

 

どれだけ気持ちを強く持っていても、やはり気持ちが落ち込む。

そこにあるのは、「僕にはそんなに市場価値ないんだ」というショックだったり、「これまで働いてきた15年の仕事を通じて、僕は価値を作ってきたはずだったのに」というショック。

 

僕はこれまで正社員という形で働いてきたが、雇用形態は「契約社員」や「派遣社員」「アルバイト」ということも視野に入れて考えなければ、仕事は見つからないように思い始めている。

 

僕は、雇用の安定という意味で雇用形態に強いこだわりがある方ではない。だけど、勤めている会社での仕事の幅やチャンスということに関しては、アルバイトや派遣社員契約社員よりは、正社員の方がよいと考えている。

 

僕に15年近く働いてきた30代後半に相応する人脈があれば、その人脈を通じて仕事を見つけることができたかもしれない。

だけど、僕には人脈がないから、人脈経由で見つけることも難しい。

 

 どこも雇ってくれないのら、自分で商売をしていくしかないな、と消去法での起業を考えることも最近は少し考えていたりもする。 

 働くことが雇われること、という考え方から離れる必要があるかもしれない。

 

30代後半での転職はほんと厳しい。

 --------------------------

■関連エントリ


30代後半で知った仕事にブランクあると採用されにくいということ - 人生再起ブログ

30歳後半でのキャリアチェンジは限りなく不可能に近い - 人生再起ブログ


即戦力だけど年齢の割に経験やスキルが足らないと言われた - 人生再起ブログ