人生再起の記録

30代後半で仕事・お金・友達・人脈を失ったところからの再起の記録

30代後半だけどAKB48から社会で生きる残るために必要なことを学ぶ

30代後半で仕事を失い、再就職するにも想像以上に厳しく、未だ決まっていない。

 

昨日テレビで「芸能界スキマ★スター研究所」という番組を観ました。

芸能界で生き残るために悩むゲストからの相談に乗る番組。

 

ゲストは、AKB48峯岸みなみでした。

AKB48に詳しくない僕だけど、峯岸みなみの顔は過去に見たことはありました。

何年か前に丸坊主になっていて話題になっていたと思う。

だけど、彼女がAKB48の中でどのくらいの人気であるかとか、どんなキャラの立ち位置なのかは全く知りません。

 

峯岸みなみの悩みとしては、

今は、AKB48にいるけれど、いつかAKB48を卒業した時に、自分には何の取り柄もないので、芸能界で生き残っていけないのではないか?

というもの。

 

確かにAKB48のメンバー達は、「芸能界でやっていくために、決して何かに秀でているわけではない」人たちばかりかと思う。

 

少しかわいいけれど、すごくかわいいわけではない。

少し踊れるけれれど、踊りがうまいわけではない。

少し歌えるけれど、歌がうまいわけではない。

少し演じれるけれど、演技がうまいわけではない。

少ししゃべれるけれど、しゃべりがうまいわけではない。

 

だけど、そんな彼女たちが必死に頑張る姿にする感動が、価値あるものとされているのでしょう。

例えば、プロ野球よりも技術的にも体力的にも劣る高校野球が人気であることと近いように思います。

 

峯岸みなみは、今は、AKB48というグループにいるからこそ、芸能界では「価値」あるものとして存在できている。だけど、AKB48という後ろ盾がなくなった時、なんの価値もなくて、芸能界で生き残っていけないのではないか?ということ。

 そして、峯岸みなみは、AKB48の中のメンバーと比べても自分は何かに秀でているとは思えない。自信がないという。

 

番組では、峯岸みなみの特徴や強みをMCが探り、芸能界の「スキマ」を見つけて、スキマで生き残っていくための具体的なアクションを指示します。

 

峯岸みなみは、「お酒が好き」「ダンスは他の子と比べて少し得意」というあたりから、「芸能界のスナックのママ的な立ち位置はどうか?」と提案されます。

このスキマが正解かどうかはわかりません。

そもそも峯岸みなみはスナックに行ったことがないので、「スナックのママ」がどのような人たちなのかも知りません。

 

そのため、番組では峯岸みなみに実際にスナックに行ってくることを指示します。

場末の赤羽のスナック。

AKB48峯岸みなみが来るとは聞かせていません。そもそも峯岸みなみを知っているかさえ不明です。

本人もAKB48という看板を使わずに仕事をするのは初めてだったようです。

 

スナックでお酒を飲みながらママと話して、峯岸みなみはそれなりの何かを掴んだのかもしれません。

具体的には分かりません。

というのも、番組ではそこには深く食い込んでいなくて、あくまで「アイドルが場末のスナックに一人で行った」というところを面白可笑しく取り上げている感じでした。番組の最後はグダグタだったように思います。

 

ですが、僕が、この番組でAKB48峯岸みなみを見ていて学んだことがあります。

■行き残るためには、戦う場所・努力を集中させる場所を探す

■そのためには、自分が得意なことや好きなことをヒントにする

社会で行き残るためには、「どこで戦うのか」を探すことが必要だということ。

 

僕は、30代後半で仕事を失って、会社を出て市場の評価を受けたら、実は市場価値が低いということが分かりました。

一方で、自分がこれまで働く中で、社会で生き残っていくことを意識してきたか?生き残るために戦う分野や努力を集中させる分野を探してきたか?というと、正直なところ「NO」です。

 

なんとなく、会社のシステムに乗って仕事をしていただけです。もちろん会社で仕事をする上で必要だとされるスキルや経験を積む努力はしてきました。

会社で評価される努力はしたと思います。それ自体は無駄ではないと信じています。

だけど、その努力は市場を意識したものではなく内向きでした。

 

僕が、会社での評価ではなく少しでも市場を意識し、自分の市場の価値を知り、市場の価値について考える働き方をしていれば、生き残る方法を考えなければと、どこかで危機感を感じたはずです。

そして、生き残るために自分が戦う場所や努力すべき場所について真剣に考えたでしょう。

 

 僕がこの番組を通して学んだことはものすごく基本的なことで、少なくとも30代後半にもなれば、きっと多くの人が知っていて実践していることかもしれません。

 だけど、僕は今更ですが、社会で生き残るために必要なことに気がつきました。

 

遅いかもしれませんが、今からでも社会で生き残るために戦う場所、努力する場所を見つけていきたいと思う。