人生再起の記録

30代後半で仕事・お金・友達・人脈を失ったところからの再起の記録

気が付くと諦める人になっていたことに気が付いたリオオリンピック

 

リオオリンピックで日本は過去最多の41個のメダルを獲得した。

時間が合う限りLIVE観戦してたのだけど、その中で、気付かされた試合があった。

 

レスリング女子58キロ級の伊調馨選手の決勝戦その試合だ。


【NHKリオ】苦難の末の史上初4連覇 伊調馨 レスリング女子58キロ級

 

僕は、伊調馨選手の決勝をLIVEで観戦していた。

前人未踏のオリンピック4連覇がかかった試合。

伊調選手は、先に1ポイント先取したものの、その後相手選手に2ポイント取られ逆転されてしまう。

試合は、そのままのポイントで残り1分となり、残り30秒となった。

 

僕は、試合を観ながら「ああ、負けか・・・4連覇ならずか・・・」と諦めていた、その時、試合は残り10秒ほどだったと思う。

しかし、伊調選手は残り5秒でポイントを獲得し逆転、そのまま試合終了。伊調選手は、金メダル獲得とオリンピック4連覇を達成した。

 

僕は、伊調選手の金メダルを興奮の中で喜びつつ、自分がいつの間にか諦める人になっていることに気が付き、そのことに恥ずかしさがあった。

残り10秒しかないと僕は思い、伊調選手の負けを確信していた。一方で、伊調選手は残り10秒を決して少ないと思わず、諦めずに攻め残り5秒でポイントを獲得した。

 

僕は、いつの間にか諦めるポイントを自分で決めてしまっていた。
試合はまだ終わっていないのに。

漫画「スラムダンク」でも安西先生は「諦めたらそこで試合終了ですよ」という名言を残している。
僕は、そんな試合が終わっていないのに諦めてしまう大人になっていた。

過去の自分を思い返すと「最後まで諦めずにやる切る」ことを昔はやれていた。

少なくとも20代前半くらいまでは出来ていたと思う。
しかし、昔やれていたことを今の自分は出来ていない。

少ない人生経験の中で、ある時点で「ここが諦めポイント」と勝手に自分で決めて、諦めるようになってしまったのかもしれない。また「諦める」ことを自分に正当化していたようにも思う。「諦めも肝心」などと言って。

 

僕は、伊調選手のリオオリンピック決勝戦で大きな衝撃を受けた。
「終わるまで諦めずにやり切る」という極めてシンプルなことを、シンプルに取り組むことの大切さを教えてくれた。

 

終わるまで諦めずにやることで、僕の人生にも好転のチャンスが生まれるかもしれない。逆に、終わる前に諦めてしまえば、それだけ僕の人生の好転のチャンスは少なくなうということだ。

スラムダンク (8) (ジャンプ・コミックス)

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