30代後半なのにお金がない
30代後半にもなって、今の自分は、仕事もお金もない。
そして、人脈もないし友達もいない。
なぜ、こんなことになってしまったのか?
いろいろな原因があるだろう。
考えられる原因を探るため、これまでの自分を振り返ってみたい。
前回は、友達がいないことについて振り返った。
今回はお金がないことについて。
僕の今の全財産は30万円ほど。
「お金がない状態」でないと言われれば確かにゼロではない。だけど、これからの家賃や高熱費などを考えるとほとんどゼロに近いと思っている。
「家計の金融行動に関する世論調査」(2013年)によると、30代の貯蓄額は中央値で200万円だという。僕にはその15%くらいしか貯蓄がない。
なぜ、こんなにお金がないのか?
僕には友達がいないので、(詳細は「30代後半なのに友達がいない」を参照)普段は交際費がかかることはない。
写真を趣味にしていて、大学を出て働き始めてからカメラやレンズは何台か購入したけれど、3年に一台買うか買わないかくらいなので、趣味のお金としては年で割っても2~3万円くらい。
では、いったい何にお金を使ったのか?
一つは僕は、大学を卒業してから最初に勤めた会社を辞めてから、半年間働かずにいた。就職活動はしていたのだけど、すぐに決まらずに、そこで貯金を崩すことになったため。
2社目から3社目に転職する際も、半年間働かずにいた。同じく就職活動はしていたけれど、貯金を崩すことになった。
在職中に転職先を決めずに辞めたため、仕事と仕事の間に時間を作ったことで、お金がなくなっていった。
更には仕事に間があるとキャリアの価値も下がり、次の仕事も決まりにくくなった。その結果的に半年間も次の仕事までに間ができ、貯金がない状態で次の仕事を始めることになった。
30代後半で知った仕事にブランクあると採用されにくいということ - 人生再起ブログ
これの繰り返しだ。
もう一つは、僕には友達がいなかったけれど、短い期間に付き合った彼女がいた。
彼女と遊ぶためや、彼女へプレゼントなどで使った。
もちろん、それほど大金を使ったわけではなし、彼女と遊ぶためやプレゼントは当然の出費だと思う。
だけど、自分の貯蓄と出費のバランスが悪かったと思う。
彼女への見栄もあったのだろう。
時にはクレジットカードの分割払いやリボ払いを使ったこともあった。
分割払いやリボ払いを選択している時点で、自分の支払い能力を超えているのに、それに気が付かずに気軽に分割払いやリボ払いを使ってしまった。
今でもリボ払いの一部が残っている。
また、お金に関しては僕はあまりにも無知過ぎた。
将来どれだけのお金が必要で、日々どれだけお金が必要か、そして今どれだけ使ってよいのかを理解していなかった。
僕は、大学で奨学金をもらっていたから、卒業して働く時に既に借金があった。
だから、本当は奨学金などをもらっていない学生よりも、お金に関して考えるきっかけがあったにも関わらずだ。
その結果、貯金が限りなくゼロになっている。
今、仕事を失い仕事を探しているのだが、見つからない。
仕事が見つからないので、家にある本やDVDやカメラなどをネットで販売して、少しでもお金を作り、凌いでいる。
今の僕の家には物が少ない。
学生時代よりも物が少なくなったように思う。
まさか、30代の後半にもなってこんなに寂しい生活になるとは思いもしなかった。
もちろん、自業自得ではあるのだけど。
昔、生命保険のCMで「よ~く考えよう♪お金は大事だよ~♪」という歌があった。
まさにその通りで、お金についての知識やお金について正面から真剣に考えてこなかった自分を本当に悔やむ。
こんなことに今更気が付いて、今からやり直すことができるのだろうか?