30代以降の友達がいない人にオススメの友情映画「ぼくの大切なともだち」
30代後半の僕には友達がいない。
過去にはいたけれど、疎遠になってしまったきり。
新しい友達は社会人になってから一人もできていない。
友達がいない僕が、最近観た友情映画をオススメしたいと思います。
特に30代以降の友達がいない人にオススメですが、友達がいる人も楽しめます。
オススメする映画は、
「ぼくの大切なともだち」というフランスの友情映画です。
監督は、「髪結いの亭主」や「仕立て屋の恋」で有名な、パトリス・ルコントです。
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この映画がオススメできる理由は、主に3点。
■友達がいない人は、主人公に共感できるため
■友達がいる人は、主人公の不器用さに笑えるため
■とても優しい映画で幸せな気持ちになれるため
友達がいない人も友達がいる人も、異なる印象を持ちながら楽しめる作品です。
あらすじは以下の通りです。
古美術商をやっている主人公が、仲間と食事をしながらの会話の中で、仲間たちから「お前には友達がいない」「お前が死んでも葬式には誰も来ない」と言われます。
腹にきた主人公は、「冗談じゃない!友達ならたくさんいる。そもそもここ(食事をしている仲間のこと)にいるじゃないか」と言います。
ところが、みんな首を横に振ります。「自分たちはお前の友達ではない」と。
主人公はあくまで、「ここには友達がいないかもしれないけれど、友達はいくらでもいる。」と友達がいることを主張します。
仲間は、「それなら、10日後までに友達を連れてこい」といい、賭けをすることになりました。
主人公は、友達なんていくらでもいると考えていて、友達リストを作って連絡しました。そうすると、誰も主人公のことを友達だとは思っていなかったのです。
つまり、主人公が友達だと思っていた友達は、主人公が一方的にそう思っていただけで、相手は友達などと思っていませんでした。
むしろ、嫌いな奴でビジネスの繋がりで仕方無く付き合っていたのでした。
主人公は一気に自信を失います。
自分に友達がいない事実に。
主人公は、友達の作り方の本を読んだり、友達の作り方に関する講演会に参加してみたり、友達を作る方法を学ぼうとします。
実践してみますが、空回りして友達はできません。
そして、ふとしたことから、陽気なタクシー運転手に出会い、そこから主人公の運命が変わり始めます。
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この映画を観た僕は、不器用な主人公の行動に、自分に当てはまるところがあると、「これ、僕もそうだな」と強く共感しました。
そして、痛いほどの不器用さがあった場面では、「さすがに、これはやりすぎだろう」と笑えました。
また、この映画は、友達がいない主人公が友達を作るという、とてもシンプルでありきたりなストーリながら、役者の演技力や音楽がストーリーを盛り上げているなと感じました。
この映画はフランス映画です。フランス映画らしく、印象的なセリフもありました。
僕が印象に残ったのは、
「目的のある友情は本物ではない」
「真の友情は見返りを求めない」
「陽気さが幸せを呼ぶ」
「友達作りに必要なのは『感じ良さ』『笑顔』『誠実さ』
です。
この映画は90分くらいなので、とても気軽に観れます。
短いところもオススメの理由の1つです。
よかったらぜひ観てみてください。