人脈があることの大切さを痛感した
以前に、「人脈があることの大切さ」について書いた。
この時は、偉人たちが苦境に立たせれた時に、人脈があったことで苦境の乗り越えたということを知り、「人脈があることが大切」ということを知った。
今度は、「仕事広げる」「仕事を前に進める」という意味での、人脈の大切さを知る機会があった。
今の僕の仕事を進める上で、パートナーを探していた。僕のいる会社ができない部分を補ってもらえるパートナーを海外で。
会社の役員は、当然僕よりも多くの人脈やつながりを持っているのだけど、それでも、なかなかパートナーが見つからなかった。
ましては、人脈を全く持たない僕はそこになんの力にもなれずにいた。
そんな中、仕事を通じて知りたった人たちに求めるパートナーを伝え、いたらぜひ紹介して欲しいと言ってまわっていた。
しかし、見つからない。
僕は、途方に暮れた休みの日、いつも通っている美容室の担当スタッフに、「こんな人や企業を探しているけど見つからない」「今、考えていることを前に進められないかも。結局は人が全てだな」という話をしていた。
そうしたら、隣にいた別のお客さんが、「そんな人を知っていそうな人知ってるよ」と声を掛けてきてくれた。そして、その人を紹介してくれると言う。
僕は藁にもすがる思いだったので、そのお客さんにお礼を言って、紹介を受けた人にコンタクトを取った。
そして、アポを取って約束した日にその人(Aさん)のオフィスを訪問し、一通りのことを説明すると、あっさりマッチしそうなパートナーを紹介してくれた。しかも、Aさんは、その場ですぐに携帯に電話を連絡して、そして当日に引き合わせてくれた。なんという早さ。これで仕事が前に進みそうだ。しかも、仕事も広がりそう。
Aさんは60歳を過ぎている方なのだけど、僕とは真逆で豊富な人脈があった。しかも、それは、今でいう「Facebookで繋がってます」とか「交流会で会った」という、にわか人脈ではなく、一度は仕事をしている仲間としての人脈の豊富さだった。
しかも、範囲が、政治家から教授、社長、スポーツ選手や芸能人などとにかく幅広い。どうやったら、こんなに広い人脈を作れるのか見当もつかない。
なぜそんな人脈を作れたのかと、素朴な疑問をぶつけてみた。そうしたら、Aさんは、人と人をつなげることが好きで、そうしているうちに、自然と広がったという。
僕は、この日Aさんから紹介を受けたパートナー候補のBさんと食事をした。
その時に話をしたAさんから、なぜこの人が多くの人脈があるのかが分かった。
人との出会いを大切にする人だった。
話が面白く魅力があって、決して自分だけが話すなんていうことはなく、ずっと年下の僕の話を興味深く聞く。とにかく、話をしていて気持ちがいい。
Aさんには、僕なんかは足元にも及ばない人間力があった。
そして、帰りにはお土産をくれるという、ちょっとした心配り。
僕はAさんから 「人脈があることの大切さ」を知った。
人脈があれば、スムーズに進むことが多い。
そして、人脈を作っていくためには、人間力ということも必要だなと思った。人間力とは、決して「徳のある人」とか「良い人」という意味ではなく、魅力のある人という意味での人間力だ。
30代後半の今からだけど。 僕も人間力をつけるところから始めていこう。