人生再起の記録

30代後半で仕事・お金・友達・人脈を失ったところからの再起の記録

30代後半の僕から20代のあなたへ「人生失敗しないために20代でしてはいけないたった『ひとつ』のこと」

 

僕は30代後半で、仕事を失い、お金がなくなり、友人を失い、人脈を失いました。

今は、新しい仕事に就けていますが、お金も、友人も、人脈も失いました。

決して、大きな過ちをしたわけでもなく、一つ一つはきっと小さい過ちなのですが、気が付いたら全てを失っていました。

 

いったいなんでこんなことになってしまったのか?

これまでも様々なことを振り返り、今後の自分に生かしていくべきことも発見できました。その一方で「時すでに遅し」といったものもありました。

その場合は、僕は、「その年代」の人たちに向けて書き残すようにしました。

これまでに、18歳の人たち向けたものと、大学生に向けたものを残しました。

 

ushinattta.hatenablog.com

 

僕は人生に失敗しているので、いずれも「失敗しないために『してはいけないこと』」です。成功方法は知りません。

 

今回は、20代の人に向けた内容です。
「人生失敗しないために20代ではしてはいけないこと」です。

それは、たったひとつです。

20代を仕事ばかりに費やしてはいけない

「仕事に一生懸命になることはいいんじゃないの?」と思うかもしれません。

確かに、仕事に集中して、仕事に一生懸命になり、仕事で成功すれば、それは失敗ではないかもしれません。勤めている会社の人事評価に「努力指標」があり、アウトプットだけでなく、プロセスも評価してもらえるのなら、多少は仕事ばかりすることでその会社での成功につながるかもしれません。

僕は「仕事」でうまくいくことが「人生の成功」だと信じていました。
だから、20代の僕は仕事ばかりやっていました。

しかし、仕事ばかりやっても、「人生の成功」につながるとは限りません。
なぜなら、仕事ばかりやっても、「仕事で成功できる」わけではないからです。

誤解のないように言っておくと、決して「仕事」が重要ではない、ということはでありません。仕事は人生において重要な要素です。

仕事ばかりやって、仕事で成功できれば、もしかしたら、人生の成功に近づけるのかもしれません。しかし。仕事ばかりやって仕事で成功できなかったら、どうなるのか?

それは僕が知っています。

仕事ばかりだと人生は虚しく、人生は失敗につながっていました。

なぜ、20代を仕事ばかりに費やしてはいけないのか?

なぜ、20代を仕事ばかりに費やすと人生の失敗につながるのか?

これらの問いに対する僕の答えは2つです。

 

 1.「仕事」ばかりだと「疲れる」→「休みは一人で過ごしたい」→人が離れていく

 僕は、大学を卒業して最初に働いた会社は、激務でした。

そのため、平日は終電帰りが標準で、土日もどちらかは出社していることが多く、残りの1日は「休息」で終わるような日々の繰り返しでした。

生活のほぼ95%を仕事のために使っている感覚です。

しかし、働きはじめた当初は「できる」ことがほとんどないため、「できるようになる」ために、必死でした。また、「結果を出したい」、「評価されたい」という気持ちが強かったと思います。

そのため、少しずつですが、「できること」が増えていったり、仕事でも少しずつ「結果を出す」ことができるようになっていきました。少しずつ「評価される」シーンも増えました。そういう意味では僕自身の財産は増えたのかもしれません。

給与やボーナスもそれなりには増えました。お金の財産も少しずつ増えました。

 

一方で、僕は同期ともあまり遊んだりしなかったし、大学の友人や地元の友人とも遊びませんでした。新しい友達も作ることがありませんでした。その理由は、「仕事が忙しくて時間がないし、仕事で疲れていて、休日ぐらいゆっくりしたいから」です。

それでも、働き始めた頃は、同期や大学の友達とも休みの日に遊んだりしました。
バーベキューに行ったり、旅行に行ったり、同期の誕生会に参加したりと。
だけど、だんだん誘いを断るようになりました。
休める貴重な週末に、同期や友達と会うのが「面倒だな」と思うようになりました
休みの日は、家の近所や家で過ごすことが多かったかもしれません。
同期や大学や地元の友達の結婚式などお祝いごとには参加しましたけれど、逆に言えばそれくらいです。

 

それじゃあ、同期や大学の友人たちと会わない代わりに、新しい友達を作ったり、彼女と過ごす時間が増えたとか、趣味に時間を使うようなったかというと、そんなことはありませんでした。

結局、同期や大学の友人と会わなくなった時間は、ただ一人で過ごすだけでした。体を動かしにジムに通ったり、本を読んだり、映画を見たりと何もしていないわけではないのですが、新しい人間関係を作っていくということをしなかったのです。当時は人間関係を避けていたという感覚はなく、「仕事で疲れているから、ゆっくり一人で過ごしたい」という感覚でした。

そうしていると、同期や友人からの誘いはなくなり、離れていきました。彼女も他に魅力的な男性を見つけ、離れていきました。当然ですが。

 

仕事ばかりだと、どんなに体力があっても疲れます。疲れると休みたくなります。そうすると、人と会うことや新しいことをやる体力や気力があまりなく、結局一人でできることばかりするようになります。遠く(電車や車に乗って移動する距離)に行くことが面倒になります。

「人と会うのが面倒だな」とか「一人でゆっくり過ごしたい」と思うことは仕方がなかったかもしれません。だけど、「面倒でも会おう」、「せっかく誘ってくれたのだから会おう」と、「新しい友達作ろう」と人と会うことを意識すべきでした

僕は、そうしなかったために、気が付くと僕の周りから人は離れていきましたし、新しい人が僕の周りにいることもありませんでした。

自分のまわりに友達や仲間がいると、きっと人生は楽しいものになっていたでしょう。人のつながりによって、30代以降の可能性を広げたかもしれません。

 

2.仕事ばかりだと、仕事以外の自分の幅が広がらない

仕事ばかりだったため、趣味に使う時間もなかったです。

僕は、これといった趣味もなかったのですが、それでも「興味があること」はいくつかありました。けれど、興味がある世界に、少しでも足を踏み入れるようなことはしませんでした。その理由は、やはり貴重な週末は休みたいからでした。

興味のあることにチャレンジしてみたり、趣味に没頭することをしていれば、人生はもっと楽しいものになったでしょう。きっと、そこから新しい人間関係も生まれたでしょう。そして、30代以降の様々な可能性を広げたかもしれません。

自分の好きなことを好きなようにやる、好きなことが共している仲間がいる。そのことが、人生にとって、とても大切なことに30代後半になって気がつきました。 

 

◎どうすればよかったか?

それでは、20代に仕事ばかりにならずに、人と会うことや興味のあることや趣味に没頭するためには、どうすればよかったのか?

僕の性格は、「器用にバランス良くこなせない」のですが、この性格を踏まえると、ある程度、自分に義務化することだったかと思います。

「義務化」というと、制約みたいなイメージですけど、もう少しゆるい感じで、

仕事の節目(月末とか四半期末とか)には、大学の友達と遊びにいくとか、週末に趣味の教室とかサークルの予定を入れてしまうとか、「自分のプライベートの行動を義務化」してしまうとよかったかと思います。そして義務化が習慣化となり、人に会うことや趣味の時間も確保するようになったように思います。

そして、30代以降も「仕事」「人」「趣味」を通じて人生は充実したものになったでしょう。