近所の公園でタケノコを発見して食べたくなる
日課のウォーキングで公園の竹林を通った時に、タケノコが生えているのを発見した。しかも5本くらい。
タケノコが公園に生えていることには驚きだったけれど、まだ3月上旬なのに生えているのにも驚いた。タケノコって4月後半から5月上旬に生えるイメージがあるから。
このところ雨が続いていて、今日は少し晴れ間もあった。
竹林でも日当たりのよいところで好条件だったのかもしれない。
まさに「雨後のタケノコ」というやつだろうか。
そのタケノコがこれ。
これらのタケノコを前に、僕は食べたい気持ちを抑えられなくなる。
昔、タケノコ採りに行ったことが何度もあって、採れたてのタケノコのやわらかさをよく知っているだけに、あのやわらかいタケノコをを食したいと思った。
しかも、今の僕にはお金がなく、お金を払ってタケノコを食べようとは思わないかれど、タダで手に入るとしたら、これはぜひ食べたい。
お金のない僕にも季節を味わうことができる。
だが、もちろん公園に生えたタケノコを勝手に採るのは禁止されている。
だから、止まらない唾を飲み込みながら、掘り出したい気持ちを抑えながら、泣く泣く帰ってきた。
次の日に、またその林道を通ったら、なんとそれらのタケノコは綺麗に掘り出されていた。5本あったタケノコの後には掘り出された穴だけが残っていた。
きっと僕の後にタケノコを見つけた誰かが、掘り起こしたのだろう。
そして、その人は今、あの採れたてのやわらかいタケノコを食べているに違いない。
繰り返すが、公園に生えたタケノコを勝手に採るのは禁止されている。
だけど、僕は少し真面目過ぎたのかもしれない。
今、振り返ると5本あったのだから1本くらい掘り出してもよかったかもしれない。
もしこれが今、お金がなくて本当に食べ物に困っている状況だったら(もしかしたら近いうちにそうなることだって考えられるけど)、禁止されていようが、なんだろうが、掘り出して食べたと思う。
僕はサバイバル能力(生き延びようとする能力)が低いのかもしれない。
いずれにしても、新鮮なやわらかいタケノコが食べたい気持ちだけが残った。