人生再起の記録

30代後半で仕事・お金・友達・人脈を失ったところからの再起の記録

30代後半だけど転職活動6ヶ月目にして仕事が見つかった

仕事を失ってから6ヶ月間の転職活動を経て、ようやく次の仕事が見つかった。

30代後半の転職活動は、想像していたよりも困難を極めた。

30代後半の自分の市場価値が自分が考えていたよりもずっと低いことを知った。だけど、転職活動をしているこの瞬間には、市場価値を高めることなどできるはずもなく、なかなか突破口が見えなかった。

1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と、次の仕事が決まらないまま時間が過ぎた。キャリアのブラング期間が増えると、それだけ転職市場での価値は下がり、更に就職が難しくなっていった。そして、4ヶ月が過ぎ、5ヶ月が過ぎていった。ここまで決まらないと、新たに面接を受けた会社からは、「他の企業の面接で落とされるレベルの人材」だと見られ、どんどん負のスパラルに入っていった。

 

同時に、お金も底をつき、行政の支援に頼る状況まで追い込まれていった。

仕事を失い、お金も失い、更には友達も失い、人脈も失った孤独の中で、毎日生きて行くのさえ難しくなった。

大学を卒業して働き始めた20代前半。おそらく多くの20代前半がそうであるように、自分が30代後半にこんな状況になっているなんて、微塵も想像しなかった。
人生にはいろんなトラブルもあるとは思っていたけれど、こんなに多くのものを一度に失うことはないと思っていた。

だけど、それが現実となった。現実を受け止めつつも、この現実の背景には自分に原因があることを理解しつつも、そして、この現実に立ち向かいつつも、現実を改善できないことに、焦りと不安が増幅していった。

 

そんな中、転職活動を始めて5ヶ月目の終わりに、このブログを通じて2人の方から仕事のお誘いをいただいた。1人は、これから会社を立ち上げてサービスをリリースしていく人。そして、もう1人は、既に会社を経営していてこれから事業を拡大していこうとしている人。

この2人の誘いに、どれだけ救われたか。

5ヶ月目の転職活動で、だいぶ疲弊してきていたし、自信も失ってきていた。それなりにキャリアを積んできたはずなのに、ここまで不採用が続くと、これまでのキャリアに価値がないのではないかとか、そもそもビジネスというフィールドでは、自分に価値がないのではないか、とついつい考えてしまう。

そんなところに、「あなたのその経験が活かせる」とか「あなたのその考え方が気に入った」と言ってくれる2人が突然現れた。まるで救世主のようだった。

2人には直接お会いし、話を通じて励まされ、勇気付けられた。

 

そして、2人にお会いした直後に受けた企業から内定をもらった。

結果的に僕は、この企業に就職することにした。

だけど、2人との出会いと誘いがなければ、状況は変わっていたに違いないと思っている。2人との出会いはこれからも大切にしていきたい。

また、このブログも、いつも多くの人に読んでもらい、とても励まされている。
この場を借りてお礼申し上げたい。ありがとうございます。

 

30代後半で仕事を失って、お金も失い、友達も人脈も失った。

そして、やっと仕事を見つけることができた。

単に仕事を見つけただけかもしれない。そして、単に人生を再起のためのスタートラインに立っただけかもしれない。だけど、スタートラインに立てたということは、スタートを切れるということ。スタートを切れることがこんなにも嬉しいことだとは。
 

転職活動を通して分かったことは、自分の市場価値が低いということ。
市場価値が低いことを嫌というほど痛感したことは、大きな収穫としたい。

だから、これから始まる新しい仕事を通じて国内だけでなく、海外と関わっていく中で、グローバルな市場価値を高めていこうと思う。

今ここに集中して、1つ1つ確実に。