32歳の若さで胃がんで亡くなったキャスター黒木奈々さん
NHKのBS国際報道のキャスター黒木奈々さんが、32歳という若さで胃がんで2015年9月19日にお亡くなりになりました。
僕は昔から、BS国際報道を毎日観ていて、黒木奈々キャスターを知っていたので、亡くなってしまったことに、とてもショックを受けています。しかも、同じ30代ということにそのショックは更に大きいです。
黒木奈々さんは、昨年の夏頃に胃がんが発覚し、胃がんであることを公表しました。そして、手術と治療のため国際報道はお休みすることになりました。ただ、今年度から週に1日(月曜日)の放送だけの限定復帰をしていました。
ちょうど復帰される頃に出版された「未来のことは未来の私にまかせよう 31歳で胃がんになったニュースキャスター」を僕は4月に読みました。
黒木奈々さんがキャスターになるまでの道のりや闘病生活の事や、これからの不安、そして希望などが書かれていました。女性ならではの悩みも赤裸々に書かれていました。
当時、多くのものを失い、転職活動で仕事が全く決まらずに、生活も精神的にも本当に苦しかった僕は、この黒木奈々さんの本に、勇気付けられました。
「自分は失ったといっても、まだ健康な体があるじゃないか。胃がんの黒木さんが頑張っているのだから、健康そのものの僕はまだ頑張れるはず。」と。
そして、治療を続けながら限定的に国内報道にキャスターとして復帰した黒木奈々さんを見て、少しずつでも回復しているんだな、よかったな、とほっとしてました。
番組復帰した黒木奈々さんですが、今年の7月頃には週一回の番組もお休みされるようになりました。調子が悪いのかなと思いましたが、大変な治療を続けながらの生活なので、また、調子が良くなったら復帰してくるんだろうな、くらいに思っていました。
そしたら、本日のニュースで黒木奈々さんがお亡くなりになられたことを知り、大きなショックを受けました。
黒木奈々さんのご冥福をお祈りすると共に、黒木奈々さんに感謝したいと思います。
僕も自分の人生の再起に向けて、人生の時間は有限であること、しかもその時間は思っているよりも少ないことを、再認識して生きていこうと思います。