【就活生へ】最初の就職は何としても大企業に入ろう
30代後半にもなって、今の自分は、仕事もお金もない。
そして、人脈もないし友達もいない。
無い無い尽くしだけど、こんな僕でも誰かの役に立ちたいと思う気持ちがある。
今回は、就活生に向けた内容。
メッセージとしては「最初の就職は大企業へ入るべし」ということ。
是が非でも。
最近は、大企業の弊害とか中小企業にもいいとこがあるとか、ベンチャーの方が短期的に成長できるとか、いろいろ言われるけれど、最初に入る会社は大企業に拘って欲しい。
新卒大量採用モデルを引き続き行っていく日本では、学校を卒業して最初に大企業に入った方が、その後の人生によい事がある。
僕は、某情報サービス会社へ新卒で入った。大企業に区分される企業だ。その後中小企業、そしてベンチャー企業と3種類の企業体で働いた。
これらの経験からぜひ参考にしてもいたい。
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さて、最近の学生の就職状況は、内定率が向上してきて、「仕事が決まらないまま卒業」という学生も一時期に比べると少なくなったかもしれない。
だけど、希望する会社に入れた学生はどれだけいるか?
きっと少ないだろう。
多くの学生は、企業のことなんてほとんど知らないから、名の知れた大企業を志望して落ちる→中小企業で内定という形で、就活を終えていると思う。
ちなみに、日本には400万社ほどの会社があって、大企業はそのうち0.3%の1万2000社ほど。そこに多くの学生が入社を志望するため競争が激しくなる。
あまりの競争の激化や、大企業へ志望が偏る学生を見て、最近の就職活動のアドバイスの中で、「中小企業にも将来性のある企業があるから、大企業だけでなく中小企業にも目を向けましょう」的なものを見かける。
確かに、日本は99.7%の中小企業で成り立っている国だ。
それだけの多くの中小企業の中には、将来性のある企業はあるだろう。
そのような将来性のある企業を見つけることができれば、そこに行くのもいいだろう。
だけど、中小企業やベンチャーで将来性のある企業を見極める力が学生にあるだろうか?自分に見極める力があると言えるだろうか?
将来性のある企業を見極める具体的にはどんな力が必要かと言うと、投資家がまだ誰も目を付けていない企業を見つけ出す作業と同じ力が必要となる。
学生生活で投資をやっていたとかならまだしも、その経験もないのに、いきない就活で「将来性の高いベンチャーや中小企業」を見つけ出すなんておよそ無理だと思う。
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大企業へ入るとどんないいことがあるかを考えたことがあるだろうか?
列挙するとたくさんあるが、今回は以下の2点を取り上げたい。
①大企業は中小企業やベンチャーよりも潰れにくい
②教育システムが中小企業やベンチャーよりも体系立てられている
一つ目の①大企業は中小企業よりも潰れにくい。について。
おそらく学生の多くは、このメリットは認識していると思う。
その認識は正しい。
よく世間では「これからも大企業でも潰れる。大企業だから安心なんてない」と言う人がいるが、ある意味正しいが、そうは言っても中小企業やベンチャーと比べれば潰れないし、安心できることは変わらない。
考えてみて欲しいけれど、大企業は倒産と言ってもなんだかんだで生き延びる。
日本では、大企業はもはや大きすぎて潰せないのだろう。
大企業の場合、雇用の調整はしたとしても、働く従業員の数や関連会社や取引先への影響が大きいため、その影響を考えると簡単には潰せない。
このことがよいことだとは思えないが、事実そうだから。
次に、②社内教育システムが中小企業よりも体系立てられていることについて。
これは、僕自身が同業の中小企業やベンチャーに転職した時に強く感じた。
大企業では中小企業やベンチャーに比べて圧倒的に教育システムが体系立てられている。
新人は、いつまでに何を経験して、どんな力を付けるべきかが、中小やベンチャーに比べて完成されている。これはとても重要なことで、新人はそこに乗っかればいい。
乗っかればいいメリットは、ただでさえ右も左も分からない新人時代に、仕事に集中できることだ。
これが中小企業やベンチャーだと、そもそも体系立てられていないし、教育・指導する先輩も若くおぼつかいことが多い。その先輩もちゃんとした教育システムで教育されていないから仕方がないのだが。
しまいには「新人と言っても、どんどんやってもらうからね」と教育を放棄して新人任せにしてしまう企業もある。
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大企業で働くメリットはその他にもある。
大企業から中小企業・ベンチャーへは転職しやすいが、中小から大企業への転職はほぼ無理だから。
大企業働いた実績は、その人が在籍中に出した結果+αの評価を持って市場で評価されることが多い。
僕のように、大企業で結果が出せなかった場合でも、大企業で働いていたことにより、市場評価は少し高まる。
また、最初に大企業に入っておくことが、中小企業やベンチャーに入るよりもその後の選択肢が多くなる。
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学生には、大企業に是が非でも入って欲しい。
そして、大企業に入るためのポイントは、英語や学力を除けば、意見をはっきり持つことと協調性の2つをしっかりもっていること。
大企業は、これからは自分の考えやアイデアを持っていて、かつ実行できる人が欲しいけれど、適度に自分を押さえて協調や和を尊ぶ人でないと採用しない。
自分の意見は持ちつつも、決して尖りすぎてはいけない。
大企業に入れるかどうかで、その後の人生の可能性が大きく違ってくると思う。
僕は、新卒時に大企業に入ったのにそのメリットをずっと後になってから気が付いてしまい、時既に遅しでした。
僕のようにはなってはいけない。
大学1年2年生には、大企業に入るために必要なスキルや経験を今から積んで欲しいと思う。