30代後半だけど映画タイタニックを観て勇気づけられた
12月というクリスマスや年末で何かと浮き足立つ世間だけど、
僕は就職活動をしている。
そして、今日も書類で落ちた。
30代後半の転職って本当に厳しい。
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面接に進まない就職活動なので、暇な時間が多い。
映画でも観ようと思いTSUTAYAに行って、タイタニックを借りた。
なんでタイタニックだったのか?
先日、BSプレミアムで放送されていた「エターナルサンシャイン」に、タイタニックでローズ役をやった「ケイト・ウィンスレット」が出ていたのを観て、久しぶりにタイタニック観てみたいなと思ったからだ。
タイタニックを観て普通に楽しもうと思っていたら、予想に反してタイタニックを観て勇気付けられてしまった。
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タイタニックが沈没して、ジャックとローズが冷たい海に投げ出され、破片の上で救命ボートを待つローズへジャックが最後に語りかけるシーン。
約束してくれ
僕のために
「絶対に生き残る」と
「何があろうとも最後まで」
「絶対にあきらめない」と
望みを捨てないで
救命ボートがジャックとローズの近くを通り過ぎた時、ジャックは凍死していた。
ローズは、「あきらめない」と約束し、ジャックに別れを告げ、残されたわずかな力で冷たい海に飛び込み、救命ボートに助けを求め、無事救助される。
僕は、これまでタイタニックの別のシーンが最も好きだった。
管弦楽団の人たちが沈みゆくタイタニックの乾板で最後まで共に演奏するシーンだ。
最後まで自分の仕事をやり遂げるところが好きだった。
だが、今30代後半になって、全てを失った僕がタイタニックを観た時、生きることをあきらめないことを約束し、そしてあきらめないローズに感動した。
とてもシンプルな「あきらめいこと」。
だけど、自分のことを振り返ってみると途中で諦めたことばかりの人生だ。
こんな僕でも全てのことに諦めてきたわけではない。
だけど、人生で何か少し大きな問題があった時に、割と簡単にあきらめていたように思う。
簡単にあきらめる僕に仕事があるはずもなく、お金があるはずもなく、友達ができるはずもない。
僕は、全てを失った。だけど、ここから必死になって望みを捨てずに生きていけばいいのではないか、とタイタニックを観て強烈に感じさせられた。
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年老いたローズが眠るベッドの脇に、生き残ったローズが、その後やりたいことをやって人生を謳歌しているたくさんの写真が写るシーンがあった。
ここでも僕は、勇気づけられる。
今は何もないけれど、これからまた立ち上がって自分の人生を楽しもうと思わされた。
人生を謳歌しよう。
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映画の最後のシーン。
年老いたローズの夢の中。
タイタニックの踊り場の階段で、ジャックがローズの手を取る。
それを船長はじめ船に乗る人が囲んで拍手を送る。
今の僕には、僕のまわりを囲んで何か祝福してくれる友達や仲間はいない。
だけど、僕はやはり、友達や仲間がいないのは寂しいと思った。
少なくてもいいから友達や仲間に囲まれた人生がいい。
そう。僕は全て失ったけれど、実は自分でもまだ何かをあきらめきったわけでもない。「友達や仲間に囲まれた人生がいい」という理想だってある。
今からでも、あきらめずに生きていこう。