20代のうちにバックパッカーで海外に行くべき4つの理由
僕は今、30代後半ですが、20代を中心にたくさんの国を旅して回りました。
安い予算で多くの国をまわる「バックパッカー」でした。
バックパッカーを通しての旅は、大切な思い出として残っているだけでなく、その後の僕に様々な大きな影響を与えてくれました。
バックパッカーは20代で経験しておいてよかったと、30代の今になって思います。
30代になってからもバックパッカーで海外に行きますが、その性格は20代の頃とは異なります。
そこで、今回は、20代のうちにバックパッカーで海外に行くべき4つの理由について書きたいと思います。
1.バックパッカーは体力がある方がいい
バックパッカーは、お金で時間や便利さや快適さを買うことはありません。
とにかく「安さ」優先です。
安さを優先すれば、最終的には体力勝負です。
30代後半になって20代の頃の自分のバックパッカーを振り返ると、本当に体力がありました。
例えば、こうです。
ラオスにはルアンパバーンという世界遺産に指定されている街があります。
そのルアンパバーンに行きたくて、20代の僕は、ラオスの隣国タイ経由で向かいました。
タイとラオスの国境にあるメコン河を渡ってラオスに入国し、そこから「スピードボート」と呼ばれるボートに乗ってルアンパバーンに向かいます。
ルアンパバーンに向かうには、空路という手段もあるのですが、バックパッカーの僕は水路で向かいました。水路で向かえば格段に費用は安く済みます。また、途中の休憩時に現地の村の人々との交流も楽しみでした。
しかし、空路に比べて格段に安い水路ですが、これが体力のいる移動です。
スピードボートは以下のような細長いボートで一隻4人乗り。そしてボートのスピードは、競艇ボートの速さなみの超高速です。
高速で走るのだけど、捕まる手すりもないし、シートベルトもありません。乗船時に渡されるのは、救命ベストとヘルメット。
あとは、ボートのへりを掴むしかありません。
そして、その体制で6時間乗ります。
途中で休憩があっても、かなり体力的に辛い移動です。これは今振り返っても、20代のうちしかできない旅でした。
その他、バスの移動、時には徒歩やヒッチハイクで移動したりと、とにかく体力がある方が断然有利なので、20代のうちにバックパッカーの旅をおすすめします。
2.バックパッカーを通して得る刺激は20代の方が大きい
たいていの人は、高校を卒業してから本格的に海外に行くようになると思います。
バックパッカーの魅力の一つに、「現地の人たちの触れ合い」があります。
20代で現地の人たちとの触れ合いから受ける刺激は、とても大きいと思います。
その刺激は30代後半になった今でもよく覚えています。
※写真はスリランカで出会った子供たち
また、その地域の文化や宗教に触れることで受ける刺激も20代の方が大きいと思います。
僕はイルラエスの首都エルサレム(イスラエルの主張している首都)に行ったときに、人々の中にある宗教という存在の大きさを強烈に感じ、大きな刺激を受けました。
その他、20代の方がバックパッカーを通して得る刺激は、30代とは比べものにならないくらい大きいと思います。
3.一気に視野が広がる
これは、先に紹介した「刺激を受ける」と関連しますが、日本の価値観や考え方や文化とは全く異なるものに触れると、一気に視野が広がります。
それは、仕事観、家族観、宗教観などなど多岐に渡ります。
僕は、20代のバックパッカーを通して、広い視野を持てるようになったと思います。そして、いろんな価値観の人がいることが前提で考えられるようになりました。
※写真は、スリランカの通勤電車。日本より大変。
4.交渉力やタフさが身につく
これは、あくまでオマケ的なことです。
バックパッカーでの旅であれば、いちいち交渉する場面が多いです。乗り物しかり、宿しかり、買い物しかり。時には、他のバックパッカーへ呼びかけて、相乗りすることで安くしようとすることもあるでしょう。
必然的に交渉力は身につきます。しかも相手は外国人です。
また、海外では日本では遭遇しない場面に合うことも多いです。時には想像だにしないことも。だけどそんな場面も楽しめるようにタフになります。
※タイの自転車トゥクトゥク
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ぜひ20代のうちにバックバッカーで海外に行くことをおすすめします。
なお、女性の場合は女性だけだと不安があるでしょう。
そのため彼氏や男友達など男性と一緒に行くとよいと思いますよ。
それでは、よいバックパッカーの旅を!