人生再起の記録

30代後半で仕事・お金・友達・人脈を失ったところからの再起の記録

人生マラソン 我慢すること

中学時代の恩師から卒業するときに貰ったメッセージ。

もう20年以上前の話だ。

 

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「人生マラソン 我慢すること」

僕は陸上競技部に所属していて、部員はみんなこのメッセージが入った色紙を卒業時にもらった。

先輩や後輩もこの色紙を持っている。

 

僕は、卒業してから高校までは部屋にこの色紙を飾っていたけれど、大学で一人暮らしを始めてからは、飾らなくなっていた。

先日、家にある本やDVDを売ろうと物置を整理していたら、久しぶりにこの色紙を目にする。

 

懐かしい中、なんとなく色紙の入った額縁の蓋を開けてみたら、そこに恩師からの手紙が入っていた。僕はこの手紙の存在を初めて知る。

まさか、額縁の中に手紙が入っているなんて。

 

そして、その手紙に書かれている内容は、仕事を失い、お金もなく、人脈もなく、友達もいない今の僕へのメッセージだった。

 

思うようにならないのが世の中の常であり、競技ですが、自分がいたらない人間であることを謙虚に自覚して、師や先輩の言動に関心を持ち、素直な心で、自分に足りないものを得るように勤め、自分のしなければならないこと又今できることを着実に実行し続けられる人間になることができれば、おのずと道は開けてくるでしょう。出逢いを大切に、そして自分を大切にする為にも、目標に向かって一日一日を大切に、有意義な毎日を送っていただきたいと念願しております。

 

 僕は、「人生マラソン、我慢すること」の意味をずっと、

「人生はマラソンと一緒で、辛いものだから我慢して頑張って走りきれ」と、人生は辛けど我慢しないといけないと解釈していた。

 

だけど、「人生マラソン、我慢すること」の本当の意味や願いが、恩師の手紙に書かれたいた。

 

苦しい場面に遭遇しても、負けることなく、初心忘れるべからず、の気持ちを不動のものとし、乗り越えていただきたいと思います。

 

卒業後、恩師が転勤になる時の送別会で会った。

その後は会っていない。

5年ほど前に退職記念パーティーがあったのだけど、僕は参加しなかった。

 

だけど、30代後半の今、僕は恩師からのメッセージを再び触れ、そして、新たな手紙の存在とメッセージの本当の意味を知った。

この新たな出逢いを大切にしていきたい。