人生再起の記録

30代後半で仕事・お金・友達・人脈を失ったところからの再起の記録

40代まで新しいことにチャレンジする大切さ

今日の採用面接で聞いた話。

今日の面接官は珍しく75歳の年配の方だった。

僕が面接を受けている中では、面接官の年齢は上でも50歳代くらい。そのため、75歳という年齢の面接官は初めてのケースだった。

肝心の採用選考は、ミスマッチな部分が多くて採用とはならなかったけれど、この75歳の面接官から興味深い話が聞けた。

それは、40代まで新しいことにチャレンジしていれば、その後、何歳になっても新しいことにはチャレンジできる、ということだ。

 

20代、30代、40代と年齢を重ねていくと、意識しなければ新しいことにチャレンジする機会は減ってくるという。それは仕事にしろ、プラーベートにしろだ。なお、ここで言う「新しいことにチャレンジする」とは、「今やっていることの範囲で新しいことにチャレンジするということではなく、全く別の新しいことにチャレンジする」という意味だ。

仕事だったら、新しい事業やサービスへのチャレンジだったり。プライベートだったら新しい趣味にチャレンジすることだったりする。

そして、50代以降も新しいことにチャレンジできるかどうかは、40代まで新しいことにチャレンジできたかどうかで変わってくると、この75歳の面接官は言う。

40代まで新しいことをチャレンジしている人は、その後の50代、60代、70代でも新しいことに難なくチャレンジしている。特に意識しなくても新しいことにチャレンジできる。

しかし、40代まで新しいことにチャレンジしなかった人の場合、50代や60代で新しいことにチャレンジしようと思っても「できない」ようだ。それは、金銭的や体力的という物理的な理由ではなく、恐怖や不安や気持ちという精神的な理由で。

 

確かに、50代、60代、70代、80代でも新しいことにチャレンジしている多くの人は、40代まで新しいことにチャレンジした人かもしれない。

 

僕がすぐに思い出したのが、中古書店の「ブックオフ」、安くて美味しい飲食店「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」で有名な坂本考さんだ。 

坂本孝さんは、慶応義塾大学卒業後に、20代で実家の精麦会社へ入社。30代でオーディオショップ経営・閉店。40代で中古ピアノ業、遊休地開発に取り組んだ。

そして、50代でブックオフを創業。さらには70代に入ってから俺のイタリアン、俺のフレンチを開業した。

50代でブックオフを創業して、全国に1000店舗以上の大きな企業にしたら、たいていの人は「あとは余生をそれなりに過ごす」と思うかもしれない。だけど、坂本さんは40代まで新しいことにチャレンジしたきたことで、50代でのブックオフ創業や、そして70代での俺のイタリアン・フレンチの開業にごくごく自然にチャレンジしたのかもしれない。

ちなみに、坂本孝さんの新しい事業に対する考えは、とても70代とは思えない。メッセージだけ読んでいると、20代や30代の起業家が言っているようにも思えるくらい。世界展開の話とか。

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他にも、チキンラーメンカップヌードルの産みの親である安藤百福さんのことも思い出す。安藤百福さんは、40代まで様々なことにチャレンジし、そして失敗した。そして、50歳手前でチキンラーメンを開発し、60代でカップヌードルを開発する。安藤百福さんは、40代まで新しいことにチャレンジしたことで、その後の新しいことにチャレンジし続けられたのかもしれない。

 

75歳の面接官は面接の最後で僕に、次のように言った。

「あなたの人生において、40代に入るこれから5年間がとても重要だ。ここで新しいことにチャレンジしておけば、きっとその後も新しいことにはチャレンジできるはず。そしてチャレンジできるだけ可能性は広がる。」

 

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