無心になって走ってみたら限界を超えた日
今日は、就職活動はオフ日にした。
求人も探さないし、応募もしないし、面接も入れていない。
朝早く起きて、洗濯をして朝ご飯に卵かけご飯を食べた後、
家の近くの陸上競技場をランニング。
平日の早朝だったので、トラックには誰もいなかった。
誰もいない一周400mのトラックを、右足を前に出して、左足を前に出すことだけに集中して、心地よいリズムで一歩一歩を確かめるように走った。
何km走るとか、どのくらいのペースで走るとかは考えずにただひたすら走る。
何も考えずに走るとき陸上競技場のトラックは便利だ。
ただ前に進むだけでいいから。
いったいどのくらい走っただろう。
息が激しくなり、足が一歩も出なくなって限界に達したところで走るのを止めて、箱根駅伝のランナーのようにトラックに倒れ込んだ。しばらく起き上がれない。
まさに限界だった。
こんなに限界まで走ったのはいつ以来だろう。
もしかして人生で最も長い距離を走ったかもしれない。
倒れたまま、腕時計の距離計測を見ると、55キロと出ていた。
これまでフルマラソンが限界だったから、それ以上走れた。
そもそも今日は、限界まで走ろうなんて考えていなかった。
仕事が決まらない煮詰まった気持ちのリフレッシュ兼ねて、いつものランニングのように走る距離やペースは考えず、無心になって走ろうと決めて走った。
だけど、無心になって黙々と走ったら、30代後半にして過去最高の距離を走れていた。
僕は55キロも走れたのだ。
なんだか、とても不思議だけど、限界を超えた自分に自信を持てた。
最近、僕は自分の市場価値の低さを就職活動で痛感して、自信を無くしていた。
もちろん、必要以上に自分を卑下しないように心がけてはいたけれど、それでも確実に自信を失っていた。
だけど、今日、結果的にだけど、これまでの限界を超えた距離を走ったことで自分に自信を持ち、「自分は実はまだまだできるし、限界だと思っていることだって超えられる」ことを実感した。きっと走る距離に限らず。
そして、「自信」は誰かに与えてもらのではなくて、今回のように自分で自分に与えるものかもしれないな、なんて思った。
さて、また明日から頑張ろう。