どんなカテゴリでも上位と入ると自分の価値が高くなるかも
JR原宿駅の駅舎にこんなものが貼ってありました。
「関東の駅百選認定駅」
そもそも関東の駅って幾つあるのだろう?という当然の問いが生まれます。
そこで調べてみたら、2014年4月時点で2499駅あるようです。
各都道府県の駅の数は以下の通りです。
東京都:930駅 ※やっぱり東京は圧倒的に多いですね!
神奈川県:448駅
千葉県:395駅
埼玉県:293駅
群馬県:157駅
茨城県:140駅
栃木県:136駅
2499駅の中で100駅なので、関東の駅百選は上位4%です。
関東の駅百選の選考基準は、「駅舎に特徴ある駅」ということで、選考委員会が最終的には選んだようです。
確かに原宿駅は建物に特徴がありますね。
関東の駅百選に選ばれたからといって、何かいいことがあるのでしょうか?
調べたところ具体的なメリットはありませんでした。
僕は「へー、関東の駅百選なんだ〜」と思ったくらいです。
だけど、想像するに鉄道ファンだと「関東の駅百選」の駅全てを訪れたいと思うのかもしれません。百選の駅だと他の駅よりも訪れる価値が高くなっていそうです。
僕は最近、登山に興味を持ち始めたのですが、日本の山にも「百名山」といって、景観の良い上位100が認定されています。
百名山を制覇したいという人は非常に多いようです。登山の一つの指標にもなっています。ここでも百名山は他の山よりも登る価値が高くなっていそうです。
他にも名水百選とか滝百選とか、実にいろいろありました。
これらも認定されていることで価値が高まっています。
もう少し身近な例だと、ここ数年ブームが続いている「B級グルメグランプリ」。
このグランプリは、実はいつも50団体くらいの中からのグランプリです。
意外と母数は少ないのですが、それでもグランプリ獲得と聞くとなんだかすごくて、実際に食べたくなります。実際に僕もグランプリを獲得したものは食べてます。
また、飲料品や食料品などで見かける「モンドセレクション金賞」という認定ラベル。何の賞かはよくわからないのですが、そのジャンルで金賞を貰って認めらたということで、その商品の価値は他の類似の商品よりも高くなっています。
僕も旅行に行った時に、お土産に「モンドセレクション金賞」というラベルがあったら、なんだかおいしそうに見えて、ついつい手にとってしまいます。
母数や選考基準に関係なく、そのジャンルで上位に選ばれていると聞くとなんだかすごい感じがします。
そこで思ったのが、もしかしたら、このことは個人の市場価値にも言えるかもしれないということ。
会社の営業の全社表彰で優秀賞でしたと聞くと、母数が何人であれ多少なりとも価値は高くなるし、小さな写真コンテストでも大賞を取ると、写真すごいねと多少なりとも高くなるかもしれません。
僕は今、転職活動で社内の表彰や小さなコンテストでの受賞などは、職務経歴書には書いていないし、面接でもアピールしませんでした。なぜなら、小さすぎてアピールにもならないだろうと考えていたからです。実数値でのみ成果を伝えていました。
だけどこれからは、自分の成果を説明する際の補足として、社内の表彰やコンテストの受賞などもアピールしてみようかなと思います。
あまりにも低い僕の市場価値が多少なりとも高まるといいのですが。