大人が泣けるSF映画おすすめ3作
僕は、映画の中でも特にSFが好きで、B級を含めほぼ観ています。
今回は、僕がこれまで観た中から「大人が泣けるSF映画」に絞り、厳選したおすすめ3作を紹介したいと思います。
ちなみに、SFアニメ映画とロボットやマシンがメインの映画は除きます。
「大人が泣ける映画」の選考ポイントは以下の通りです。
■ BGMが素敵であること
■ 泣ける場面が複数箇所あること
■ エンディングが綺麗にまとまっていること(鑑賞後感がよいこと)
■ ガタカ
【あらすじ】
舞台は近未来。遺伝子が操作された子供が生まれる時代の話。生まれた時の遺伝子検査で、何歳まで生きるか、どんな病気で死ぬ確率か高いか、どんな才能があって何に向いているかが分かる。そんな中、主人公は、遺伝子操作されていない形で自然に生まれてくる。 主人公は宇宙飛行士に憧れるが、生まれつき体が弱く宇宙飛行士なんて無理。遺伝子検査でも短命で一生を終えると出ている。だから、それ相応の仕事をしている。だけど、宇宙飛行士になることを諦められない主人公はある選択をする。
【おすすめポイント】
遺伝子によって、その人の才能や健康面のリスクが分かる時代の話。才能に合わせて勉強やスポーツや仕事を選択すれば無駄がないという。科学者たちの間でも「遠くない将来に実際起こりうる」SF映画だと言われています。
この映画は、まず映像が美しい。映画の中でメインで使われる建物は、フランク・ロイド・フライトの実際の建物です。
Marin County Civic Center (San Rafael, California)
フランク・ロイド・フライトの建物を使うことで、近未来の雰囲気が出ています。この映画は1997年公開の作品ですが、とても20年近く経った映画とは思えません。きっとこの後も廃れないSF映画として残っていくと思います。
また、建物以外もとてもスタイリッシュな演出となっています。車や様々な機械、そして登場人物の服装や髪型。とても美しいです。
主演は、イーサン・ホーク
この映画は、音楽も素晴らしい。作曲はマイケル・ナイマン。
マイケル・ナイマンがこの映画の泣けるシーンを演出します。
【特にこんな人におすすめ】
・かつて夢があったけれど、才能や能力の限界を感じて夢を諦めた人
・生まれ持った才能や能力というものに関心のある人
■ ミッション・8ミニッツ
【あらすじ】
主人公は、通勤電車の中で目が覚めます。向かい側の女性が自分に話しています。だけど、この女性のことは知りません。なぜ、ここにいるのか?状況がつかめないまま、いきなり列車が爆発します。爆発に巻き込まれたはずの主人公は、別の場所で目覚めます。いったい何がどうなったのか?実は、主人公は、とある軍事ミッションで、過去に8分間だけ戻れるプログラムの実行メンバーであることを告げられます。そのミッションとは・・・
【おすすめポイント】
いわゆるタイムトラベル物なのですが、8分間だけしか戻れないという制約があります。そして、映画を観ていくと、よくあるタイムトラベル物にあるような過去を変えるストーリーではないことが分かります。過去は変えられないのです。このことがこの映画のポイントです。
主演は、ジェイク・グレンホール
この映画のBGMも美しいです。特にエンディングあたりで流れるBGMは、実にエンディングを引き立てます。
【特にこんな人におすすめ】
・過去に忘れものをしてきた人
・ありきたりのハッピーエンドに飽きた人
■ ディープインパクト
【あらすじ】
天文部に所属する高校生の主人公が彗星を発見する。この彗星が地球に衝突することが判明する。人類が生き残るために、各国は巨大な地下施設を作った。しかし、この地下施設に入れるのは、ごくわずか。ほとんどの国民が見捨てられることになる。そんな状況を踏まえて、彗星を爆破を試みる宇宙飛行士、地下施設に入れる人、入れない人、それぞれの運命を追う。
【おすすめポイント】
地球に隕石が衝突する映画といえば、多くの人は「アルマゲドン」を思い出すでしょう。「アルマゲドン」は、ブルース・ウィリスが主演で、エアロ・スミスの主題歌と共に大ブレイクした映画です。一方で「ディープ・インパクト」は、同じ隕石衝突ものですが、「アルマゲドン」と比べると地味な印象の映画かもしれません。ただ、「デーィプ・インパクト」は、アルマゲドンよりも様々な人の人間模様を取り上げていて、かつリアリティのある大人向けの映画です。 製作総指揮は、人間模様を取り上げるのがうまい、スティーブン・スピルバーグです。
【特にこんな人におすすめ】
・守りたい人がいる人
・アルマゲドンの「行き過ぎた演出」に辟易している人
以上、大人の泣けるSF映画おすすめ3作です。