人生再起の記録

30代後半で仕事・お金・友達・人脈を失ったところからの再起の記録

30代後半で初めて知った世間は失敗に厳しいということ

仕事を失って、仕事探しを始めてから6ヶ月目に入った。だけど、いまだに見つからない。

書類選考で落ちることが多いけど、書類選考が通れば、最終面接まで進む。だけど最終面接で落とされる。

最終面接で落とされる理由は会社個々に違うけれど、共通しているのは、「短い期間での転職だ。最終面接では「短い期間での転職」が想像していた以上に相手への印象が悪い。採用してもまたすぐに辞めるかもしれないと判断されることが多い。

 

最終面接の面接官は役員クラスなので、相手が「長く働いてくれるか」も気にしているのだけど、「短い期間での転職」という事実は、どれだけ長期就業の意思を伝えても説得力を欠いてしまう。

昨日も最終面接で落とされた。理由は「短い期間での転職をしていて、長期就業に不安」だった。面接では、短い期間での転職になってしまった原因と、そして今回を最後の転職にしたいと熱意を込めて伝えたのだけど、全く伝わらなかったようだ。厳しい。ここの会社では、珍しく僕の経験やスキルで要件をクリアしていただけに悔しさもある。

 

僕は、面接で「短い期間での転職」を突っ込まれるたびに、「あなたは何十年かの人生にいくつかあった選択において、間違った選択や失敗したことは一度たりともないのか?そして、あなたは選択が間違いだった時や失敗した時に、やり直そうとしなことは一度もないのか?」と逆に突っ込みたくなる。もちろん、そんなことは面接で実際には言わないけれど。

 

失敗に寛容でない世間と言われるけれど、30代後半にして初めて失敗に寛容でない世間を肌で感じている。世間の厳しさの一部を感じている。

罪を犯したわけでもないのに、まるで間違った選択や失敗したことが罪を犯したような扱いを受けるのは正直とても辛い。なんでこんなにも冷たい目で見られるのか。

僕は転職で失敗ということだけど、もしかしたら起業して失敗した人、結婚で失敗してシングルファザーやシングルマザーとなった人なども世間から冷たい目で見られ厳しさを感じているのかもしれない。

 

もう少し失敗に寛容で、失敗そのものから学んだことも評価して欲しいなと思う。単なる正論かもしれないけれど、同じ失敗を繰り返さないことと、失敗を踏まえて新たに前に進むことが大切なんじゃないかと。

 

ただ僕は、この現状を嘆いていても仕方がないことだということも分かっている。失敗に寛容な会社もきっとあるという望みは持っている。きっとある。